Non-heated Fragrance
ほとんど、どこもやっていない香りづくりの話。
Why Non-heated
植物に、強い熱をかけない。
そんな香りづくりをしているところは、ほとんどありません。
香りは安定しない。手間も、時間もかかる。
効率だけで見れば、選ぶ理由のない製法です。
それでも、なぜ。
Origin
非加熱は、植物のためだけに生まれた製法ではありません。
まず、代表・吉田恭隆自身が
「自分自身をそのまま活かしたい」と願ったことから始まっています。
加熱は、頑張ること。
精製は、いいところだけ評価されること。
それを自分にも、植物にもさせたくない。
裏返せば、自分も植物も、まるごと全部を生かして生きていきたい。
敏感な身体で生きてきたから、強い香りに身体が先に反応してしまう。
心身のバランスを崩した経験があるから、
ただ良い匂いがするだけではなく、「何が命の力を呼び覚ますのか」を見ようとしてきた。
その結果たどりついたのが、
植物のまるごと感、微細な成分、目に見えない揺らぎを残す、この製法です。
これまでに250種類以上の素材を、自分の手で抽出してきました。
Senses
その気持ちで作った香りは、実際に、こんな体感でした。
ふっと息が入る。
身体が少し緩む。
自分の感覚に戻ってくる。
お使いの方からは、こんな声をいただいています。
※感じ方には個人差があります。医薬品ではありません。
実際に届いた声を、原文のまま、ふたつだけ。
精油ラベンダーにいつも感じてた違和感ってこれだったんだ。非加熱だと身体の細胞ひとつひとつに染み込む
——ご友人様
頭の上からシュッとすると、とっても良い香りが身体中をふんわり包み込んでくれる感じです。仕事のレッスン前に、受講生さまが座るお席のテーブルにシュシュっとしてからレッスンを始めました。その日は、レッスンに対して普段気合いが入りすぎている方が「今日はなぜか力が抜けていて、普段通りの自分でずっと居られている。こんなことは初めて!」と仰っていました。それも、お二人ともが!
——講師の方(アーシングフレグランス)
Philosophy
大切なものは、
手を加えた瞬間に失われる。
だから支配せず、尊重する。
植物の命も、自分の物語も。
一般的な精油は、水蒸気蒸留などで高温をかけて香り成分を取り出します。
バリバリーは、植物に強い熱をかけず、時間をかけて香りを受け取ります。
熱で壊れやすい成分や、まだ現代の分析では捉えきれていない微細な香りの層を、
できるだけそのまま残したい。
尊重すると、
全体性は、そのままに。
命のすべてが、生かされていく。
5–38°C
バリバリーでは、5度から38度を「生命の温度帯」と呼んでいます。
ビタミンやミネラルが壊れずにいられる条件があるように、
生命そのものにも「存在していられる温度」があります。
それが、多くの生きものがちゃんと生きられる、5〜38度。
人がつらいと感じる温度は、植物にもかけない。
けれど一定には保たず、季節の波にまかせて、香りを抽出します。
Process
非加熱フレグランスは、植物に強い熱をかけず、5〜38度の生命の温度帯に近い環境で、時間をかけて香りと全体性をまるごと受け取った、バリバリー独自の香りです。
夏の朝、10年以上のお付き合いになる、みっちゃんの蓮田で、一緒に花を摘みます。
摘んだ花は、その場でほどいて、その日のうちに瓶へ。
旬の香りは、待ってくれません。摘んだ瞬間から、少しずつ移ろっていく。
だから、畑のそばで瓶に詰めます。
そこから先は、時間の仕事です。
5〜38度の生命の温度帯のなかで、季節の波にまかせて、香りがゆっくり移っていく。
瓶の中が、少しずつ金色に染まっていきます。
非加熱の香りは、日本食の出汁のように、
本当に繊細な世界を宿している。
知っていくほど、作り手や、時期までもが反映される。
ワインのような、深い世界。
何に、どのくらいの時間、どう漬け込むのか。
その組み合わせは、250種類以上の素材と、10年以上の実験のなかで、
素材ごとに見つけてきたものです。ここでは、書ききれません。
そのかわり、確かめてきた記録は公開しています。
満月の夜に漬けたら、どうなるのか。クリスタルと一緒だと、何が変わるのか。
2015年から続けてきた150本の実験記録が、この製法の土台にあります。
| 一般的な精油(水蒸気蒸留) | バリバリーの非加熱抽出 | |
|---|---|---|
| 温度 | 100度以上の蒸気で | 5〜38度の生命の温度帯で |
| 時間 | 短時間で、効率よく | 時間をかけて、季節の波にまかせて |
| 受け取るもの | 香り成分を凝縮した精油 | 数百種類以上の微量成分を含む、植物の全体 |
| 香りの質感 | はっきりと、強く | 淡く、儚く、鼻が疲れにくい |
どちらが優れているという話ではありません。バリバリーでも、精油を調香に使っています。素材の何を受け取りたいかで、方法を選んでいます。 抽出法から見る香りの選び方は、天然香水とは・選び方でも →
Unspoken
お願いされてもいないのに、
スタッフが、作業中につい写真を撮ってしまいます。
花びらの薄さ。
水を含んだ根の質感。
瓶の中で、静かに色が移っていく時間。
綺麗だな、と思う。
そのとき、体の中では、何かが小さく動いています。
バリバリーが大切にしているのは、
その、言葉にならない気持ちです。
Fairy Fragrance™
バリバリーの非加熱の香りには、
フェアリーフレグランス™という名前がついています。
ひとつは、香りそのものの質感から。
淡く漂って、儚く消えていく。
強く主張せず、いつのまにかそこにある。
その質感が、妖精のような香りだから。
もうひとつは、「見えるものと見えないものの、間の存在」という意味。
バリバリーの香りには、まだ計測できていない成分やそのバランス、
その香りが生まれた物語まで——
目に見えないけれど、確かにあるものが含まれています。
空を飛ぶために必要なのは、
信じる気持ちと、妖精の粉。
ラベンダーを、水晶と一緒に。
ピーター・パンが空を飛ぶのに妖精の粉が必要だったように、
私たちがもう一度、かつて心ときめかせた夢を人生の真ん中に置き直すには、
信じる気持ちと、小さな鍵がいる。
欲しいと思ったそのとき、手渡される小さな鍵。
フェアリーフレグランスは、
その妖精の粉でありたい、という願いを込めた名前です。
Fragrances
それぞれの香りは、誰かを変えるためではなく、
あなたがあなた自身に戻るためにあります。
香りによっては、非加熱の香りを中心に、精油も合わせて調香しています。
FAQ
植物に強い熱をかけず、5〜38度の「生命の温度帯」に近い環境で、時間をかけて香りを抽出したバリバリー独自のフレグランスです。熱で壊れやすい繊細な成分や、植物の全体性をできるだけそのまま残すことを大切にしています。
いいえ。製品には精油(蒸留抽出)も調香に使われる場合があります。バリバリーでは、非加熱で抽出した植物の香りを中心に、全体を仕立てています。
強く長く香ることを目指していません。淡く、儚く、身体になじむ質感で、いくつ嗅いでも鼻が疲れにくいという声をいただいています。強い香水が苦手な方にも使いやすい香りです。
5〜38度の生命の温度帯で抽出する、バリバリー独自の非加熱未精製フレグランスシリーズの登録商標です。「見えないけれど力を貸してくれる存在」という意味を込めています。
医薬品ではないため、効果・効能をうたうものではありません。深く息が入る、身体が緩む、といった体験の声を大切にしながら、感覚がひらいていくための香りとしてお届けしています。
一般的な精油は、100度以上の水蒸気蒸留で香り成分を取り出します。バリバリーの非加熱抽出は、5〜38度の生命の温度帯で時間をかけて香りを受け取るため、数百種類以上の微量成分を含む、植物の全体が残ります。どちらが優れているという違いではなく、受け取るものが異なります。バリバリーでは、精油も調香に使っています。
多くの生きものが、ちゃんと生きられる温度だからです。酵素は約48度、ビタミンは約58度で壊れ始めると言われるように、生命には「存在していられる温度」があります。バリバリーではこの範囲を「生命の温度帯」と呼び、人がつらいと感じる温度は植物にもかけない、という考え方で香りを抽出しています。
素材によって異なります。香りの移りを見ながら、素材ごとに時間を見極めています。何に、どのくらい、どう漬け込むかの組み合わせは、10年以上の実験で見つけてきた製法の核心のため、公開していません。
非加熱フレグランスは、5〜38度の生命の温度帯で抽出した、香料・素材としての呼び名です。フェアリーフレグランス™は、その非加熱の香りを中心に、精油や素材、そして製品が生まれた物語まで大切に仕立てた、バリバリーの作品シリーズの名前(登録商標)です。
感じ方には個人差があり、天然の素材にも刺激やアレルギーの可能性があります。代表自身が香りに敏感な身体のため、自分の身体が受け取れる素材だけで作っていますが、代表が大丈夫だからどなたでも大丈夫、ということではありません。はじめは少量から試し、違和感がある場合は使用を中止してください。
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非加熱の香りづくりの続きは、お便りでも綴っています。
二十四節気の過ごし方、植物の声、香りの使い方。
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