錬金術と非加熱フレグランスの共通点

皆さん、こんばんは!どうも、バリバリーのよっしーです。

今日は、カフェコスモスでの「龍涎香スペシャル」お話し会が無事に終わりました。

ただいま、夜の散歩中です。

今回の話は、私自身が最近調べている、
世界が一つだった頃の科学(錬金術や過去の科学)の文献や言葉と、
私が普段考えていることとの共通点に焦点を当てました。


古代の賢人たちが語っていた思想と、私の提供する非加熱フレグランスの製法が、驚くほど一致していたのです。

\ 音声でも話しています /

内と外は繋がっている:この世界の根源的な真理

今回のお話し会で、私が皆さんに一番お伝えしたかったことは、
「自分の体の内側と外側は繋がっている」という概念です。

これは、植物が持つ力とその育成過程が繋がっているという点や、突き詰めれば「身体の内と外が繋がっている」という認識に行き着きます [1]。

私たちが提供する非加熱の香り(フレグランス)は、まさにこの哲学に基づいています。

香りを体験していただく際にお話ししているのは、もし植物の一部分だけを抽出した香りであれば、体もその一部分しか反応しないということです。しかし、非加熱で植物全体を大切に抽出した場合、体全体が反応してくれる(体感できる)のです。

これは、外側で植物を大切に扱って作ることと、自分の心や体の、少しの力で壊れてしまいそうな大切な部分を大切に扱っていくことが、そのまま繋がっているということを意味します。

「祈り」が生み出す、目に見えない命の働き

「うちの非加熱の香り」は、単に「加熱しない」というだけではありません。

目に見えない植物の力が壊れないように、大切に扱って抽出することを目指しています。

抽出のプロセスでは、目に見える大きな感情だけでなく、認識できないほど小さいながらも非常に重要な、「いのちの働き」とも言える感覚を大切に扱います。

さらに、人間が何かに興味を持ったり、動きたいと思うような、より遠くにある感覚まで大切にしたい 、という私自身の思いが外側に反映されて作られたものです。

この「祈り」とも言える意図が、製法において極めて大切であると考えています。 この製法で作られた香りは、エネルギー的なレベルで変化を起こします。

お話し会では、感情がモヤモヤしている方にキネシオロジーを用いて実験を行いました 。

過去の嫌な出来事を思い出すと、体のバランスが崩れることが確認されましたが、私たちのフレグランスを持ったり使用したりすると、その感情が解放されました。参加者の方々は、嫌だった出来事を思い出そうとしても、その時の感覚をあまり思い出せない状態になったのです。

これは、単に香りを長時間持たせるためや体につけるためではなく、
香りの「命の部分」を大切に抽出したからこそ、
人間の「命の部分」に響いて変化が起こるからだと考えています。

16世紀の錬金術師パルケルススの警告

そして、私が最近調べている錬金術の文献の中に、
この考えと完全に一致する記述を見つけました。

16世紀の非常に有名な錬金術師であるパルケルススの書物には、火を使って抽出を行う際には、植物の「正規」(生命力や活気)が失われないように細心の注意を払わなければならない、と記されているのです。

パルケルススは、強い火は使わず、弱い穏やかな火を使うべきだと説きました。

この「弱い火」とは、太陽の光で温める方法、軽く湯煎する方法、あるいは炎が燃え尽きた後の灰に残った熱で温める程度のレベルでした。直火にかけて燃やしてしまうと、植物の正規が失われると強く警告されていたのです。

古代の知恵 vs. 現代の技術

パルケルススが懸念した「正規の損失」は、私が世界をノーマルに見て感じたことと全く同じでした 。

現代の抽出方法である水蒸気蒸留法などは、沸騰した水(100度)やさらに高い温度を使用し、濃縮・蒸留する形をとります。この工程によって、香りのレベルで減少している部分がある以上に、「生気」という部分が抜け落ちてしまっていると感じられます。

これは、食品で例えるなら、濃縮還元ジュースが普通のジュースと全く味が違うのと同じことです。本来は異なるものであるにもかかわらず、現代では「同じもの」として扱われている現状があります。

私たちの非加熱フレグランスは、錬金術の時代から大切にされてきた、植物の「生気」を尊重し、その命の働きをそのまま人間に伝えたいという思いから生まれたものなのです。

💡今日の学びを例えるなら

錬金術の教えは、まるで古いお茶の作法のようなものです。

茶葉(植物)を最高の状態(正規)で楽しむためには、熱湯(強い火)で急いで抽出するのではなく、適切な温度(弱い火)でじっくりと時間をかけ、その素材の持つ繊細な香りと力を最大限に引き出す必要がある、ということです。

非加熱フレグランスもまた、植物の「いのち」という名の香りを、時間をかけて大切に抽出しているのです。

今日は、錬金術の記述と、うちの非加熱フレグランスのポイントが一致していたというお話を中心にさせていただきました。

次回もまた、様々な角度からのお話をお届けできたらと思っています!それでは、また!