奄美大島二日目、龍涎香の価値について

バリバリーのよっしーです。

奄美大島滞在も早くも二日目を迎えました。

\ 音声でも話しています /


今日は朝から大忙しで、ラジオ番組を二つ、そして新聞社へも訪問させていただきました [1]。夜は皆さんとのお食事会を終え、今は宿に戻ってきたところです。

実は、毎日通っている場所があります。
それは「ハナハナビーチリゾート」という温泉です。

ここのお水が私にとても合うようで、奄美に来てから毎日浸かっています。
とても気持ちがいいんですよ。

明日は市長さんにお会いし、
龍涎香(りゅうぜんこう)をお渡しする大切なイベントが待っています。

明後日は講演会もありますので、今日もしっかり休んで臨みたいと思っています。

価値は金額にあらず、物語にあり 今日のお食事会で、
奄美大島の議員である幸多さんが語ってくださった言葉が、
本当に「まさしくそうだ」と感じました。

「奄美大島で見つかったものが奄美大島に戻ってくる」

今回寄贈する龍涎香は、奄美大島で見つかったもので、重さは約10グラムです。

小売価格に直すと、およそ16万5千円程度のものになります。

しかし、幸多さんが強調されたのは、
その金額よりも、「奄美大島で見つかったものが奄美大島に戻ってくる」という事実や、
その宝物が「過去から見つかってきた」という歴史こそが重要だということです 。

私も同感です。

龍涎香を単に「これはいくらだからこう扱う」というような、モノとして扱いたくありません。

一つ一つの龍涎香にはそれぞれ異なる物語があり、香りも絶妙に違ってきます。

今回は、特に甘さが強く、磯の香りも非常に強い、面白い香りを持ったものが
奄美大島に届けられます。

私は龍涎香を、自然が送ってくれた芸術作品のようなものだと思っています。

やはり、つい「金額が高い」という部分に皆さんの目が集まりがちですが、
実はその後ろに繋がっている物語や、その地域の文化こそが、
とても価値があり、力があるのだと伝えたいのです。


深海の神秘を伝える存在 アンバーグリスジャパンを一緒に立ち上げてくれた故・山田海人先生は、龍涎香を「深海の神秘を伝えてくれる存在」だと教えてくれました。

先生は、龍涎香を通して、ぜひその神秘を伝えていってほしいと、
活動の初期に私に言ってくださったんです。
これが私の行動指針にもなっています。

この龍涎香が、皆さんにとって深海や自然の神秘を伝えるきっかけとなるようなものとして使っていただきたいと願っています。

龍涎香と環境活動

また、幸多議員は別の非常に重要な視点も提供してくれました。
龍涎香を「お宝探し」という感覚で知る方々がいらっしゃいます。
その「お宝探し」をきっかけとして、環境保全活動やゴミ拾い、海洋ゴミの問題といった話に繋がっていくのではないか、というのです。

これまで単に「環境保全活動です」と言うよりも、新しい切り口となり、興味を持ってくれる人が増えるのではないかという話を聞き、本当にそうだと感じました。

これは私が10年前に活動を始めた当初から、龍涎香と環境活動は必ず繋がると考えていたことであり、今それが実際に繋がり始めていることに、大変嬉しさを感じています。

龍涎香が、その地域の文化や自然の神秘、そして環境活動を象徴してくれるような存在として、これからも広がってくれることを願っています。

今日一日、関わってくださった皆様が、
龍涎香の持つこうした「物語の価値」を理解してくださっているように感じられ、
私自身も安心感を覚えています。本当にありがたいご縁です。

本日は龍涎香のお話と奄美大島二日目のご報告でした。