【よし通信】龍涎香を渡していく儀式:体験を最大化する大切さ

バリバリーのよっしーです。

今日は、私の中で強く感じていること、そしてスタッフの皆さんや、この龍涎香(りゅうぜんこう)に関わる皆さんとぜひ共有したい思いがあり、筆を取りました。

\ 音声でも話しています /

儀式は体験を「最大化」する

奄美への寄贈のために動き出した頃から、いえ、それよりも前から、
私は龍涎香を皆さんに手渡していくことについて考えてきました。

私にとって龍涎香は、大きな自然の力、大自然からの恵み、
つまりエネルギーを受け取っているという感覚があります。

もちろん、受け取ってくださる皆さんも同じように感じていただいているとは思うのですが、
最近、改めて「儀式」の大切さを痛感しています。

儀式とは、単なる形式ではありません。

例えば、お茶会も儀式ですし、私たち日本人の所作である「いただきます」も儀式です。

さらに、神社に入って頭を下げ、参道を渡り、手水で手や口を清めて、自分自身の内側の鏡に向かって「ありがとう」と伝える、あの神社の作法も一つの儀式です。

こうした「儀式」という形にすることで、その人自身の体験が最大化されるのだと感じています。

高級ブランドやキャンディの事例から学ぶこと

では、龍涎香をどのように手渡していくのが良いのか。

これは、何も宗教的な儀式に限った話ではありません。

高級ブランド品や、身近なところではiPhoneのパッケージングを考えてみてください。

箱がゆっくり開くように設計されているのは、中から大切なものが出てくる「セレモニー(儀式)」になっているからです。

高級ブランドなどは、それを「儀式」とは呼ばなくても、丁寧にそのプロセスを実行しているのです。

かつて、うちの師の先生からは、大切なものが湧き出てくるような「観音開き」で包んでおくのが良いのでは、と提案されたことがありました。

現在はスタッフの素敵な袋で丁寧にお包みしていますが、この考え方は非常に重要です。

私たちが届けたいのは、単なるモノではありません。

大自然からのエネルギー。
目に見えない世界からやってきた宝物。
自分の内側の宝物に触れる感覚。
体が癒やされ解放されるプロセス。

これらは、結局、神社の構図と同じく「自分の真ん中に触れる」という体験に行き着きます。

龍涎香との出会いを「大きなセレモニー」に

龍涎香との出会いを、
その方にとって一つ大きなセレモニーだと思ってもらえるような形で
手渡していきたいと強く思っています。

現状も、文章や語り口、
そしてお伝えするストーリー(貴重なものであること、丁寧にお伝えしていること)を通じて、
受け取っていただく体験を大切にはしています。

しかし、さらに強化したいのです 。

儀式には、「お祓い」をし、
その意味を伝え、内側と共鳴させて解放していくという流れがあります。

以前、龍涎香を使ったキャンディを食べる際にも儀式を作りました。

体の可動域を調べてから食べてもらうことで、体験をより深くする工夫です。

この儀式化のポイントは、変に小難しいものにするのではなく、
体感がより深まっていくことにあります。

最近、私は龍涎香をお見せする際、音なども使いながら、
それが目に見えない世界からの贈り物であることを意識して見せるように工夫しました。

私自身の意識が変わってきたことで、
良いお見せの仕方になってきたのではないかと感じています。

これからの課題と展望

この活動を10年ほど続けてきていますが、
私自身が龍涎香と出会い、自分の体験や意識を深めていくことはたくさんやってきました。

しかし、皆さんがこの龍涎香と出会っていく意識を、
いかに大切で、より深い体験にしていけるかという部分は、まだまだこれからです。

皆さんが、龍涎香と出会うことで、
ご自身の内側の宝物に触れ、大自然の恵みを最大限に受け取れるように、
今後も、皆さんと一緒に考え、
この「龍涎香を渡していく儀式」を深めていきたいと思っています。


本日は、私の内側の思いを共有させていただきました。

では、では 。