洗濯屋さんに聞いた草木染めの洗濯方法

バリバリーの草木染の製品たちは、昔ながらの草木染めで染められています。
合成染料や色止めのための科学的な素材を使っておりませんので、市販の布製品と比べると洗濯時に色が落ちてしまいやすいです。

「日々のお洗濯できるかな？」
と心配される方もいらっしゃいますが、手洗い洗濯をすることで
自分の草木染め製品の状態がわかり、より愛着がわいてきます。

お洗濯について、どうせなら、プロにおたずねしようと思い、
化学物質過敏症の方やアトピーなどお肌が弱い方のためのお洗濯をされているクリーニング店無有さんに洗濯方法のポイントを聞いてきました。

無有の高見さんに、藍染のオーガニックコットンストール、藍染自然栽培手紡ぎ糸のストール、藍染腹巻を実際に見ていただいたら、
「とても繊細なものなので、手洗いをしていただきたいです。」
と丁寧に教えてくださりました。

草木染め製品の洗い方

1.たらいに水をはります。

2.ストールの首まわりなど、皮ふに当たるところや汚れが気になるところに石鹸をしっかり泡立ててから、汚れ部分につけ、ブラシやたわしなどで洗います。
他の場所は手でやさしく押し洗いする。

ポイント

1.石鹸は、無添加のものとそうでないものがあるので、石けん素地、脂肪酸ナトリウムと書かれたものを選ぶようにして下さい。
洗濯用の粉石けん、固形石けんなどお好きなものをお選びください。

2.ブラシは動物の毛のブラシ、たわしは、シュロのような柔らかい物で出来ているものなどを使い、やさしく汚れの部分をトントンと叩いてみてください。

3.たらいに水をはり、3回すすぎます。

石鹸の泡がすすぎ終わったら、藍染に柔軟剤・色止めとしてクエン酸液を作り、いれることもできます。

＜クエン酸液の作り方＞
水100ccにクエン酸5gをいれ溶かしたものを５Lのお水に入れてよくかき混ぜます。
漬け込みを5分ほど行い、そのあともう一度よくすすいで脱水して下さい。

4.手でやさしく水を絞ります。
タオルでストールを挟むと水分が優しく取れます。

5.影干ししてください。お日様の光が強いところで長時間干すと退色する可能性があります。

＜注意＞
※ストールは、細い糸を荒く編んでありますので、やさしく扱って下さい。
フリンジの部分は特にご注意ください。

※腹巻やレッグウォーマーなどの草木染製品も単品で手洗いで洗っていただくことをおすすめいたします。ドラム式洗濯機などを使いますと、色落ち、生地のダメージがありますので避けていただくことをおすすめいたします。