こんにちは。
スタッフMegumiです。
パン、パン!と手を叩くその間に何があるでしょう?
「何もない」ようで、
そこには「ないものがある」があります。
それは、静寂であり、愛であり。
決してなくならない“何か”。
心の奥底にある宝物
私たちはつい、頭の中を駆け巡る思考に答えを求めがちです。
でも、思考は移り変わるもの。
いくら、つかもうとしても、本当の答えは得られません。
瞑想を深めていくと、
変わることのない「静寂」に出会います。
音のない豊かな世界。
そこに深く入っていくと、
永遠の愛に気づき、心が深く安らぐのです。
これが「ないものがある」という、とても素敵な状態。
目には見えないけれど、確かにそこにある“真実“です。
“真実”とは、変わらないもの。
香りにも宿る生命の秘密
面白いことに、この「ないものがある」という構造は、
香りの世界にも現れます。
植物そのままの香りやバリバリーの非加熱の香りは、
中心に、“いのち”という「ないけれどあるもの」が置かれています。
逆に、中心に“ある”ものを置くと、香りは固くなってしまうのです。
バリバリーの香りが
やさしく寄り添うように感じられるのは、
“これ”という一部の成分だけを抽出しているのではなく、
植物全体の成分、認識されていない見えない成分もそこにあるからなのです。
そして、私たちの身体も同じです。
身体の中心に“丹田”という「ないものがある」ことで、身体は柔軟に美しく動けるのです。
日本文化の知恵
そして驚くべきことに、日本の文化構造にもこの知恵が息づいています。
権力の中心に、
実際の武力は持たない天皇という「透明な存在」を置くことで、
時代が変わっても血を流すような大きな争いを避けることができました。
形あるものではなく、
“ない”ものを中心に据えたからこその平和です。
あなたの中にも
心の瞑想も、香りの創造も、文化の構造も、
すべてに共通するのは「ないものがある」という構造の力。
目に見えないもの、形のないものこそが、
私たちに真の柔軟性と生命力、そして安定をもたらしてくれます。
日々の忙しさの中で、ふと立ち止まったとき、
あなたの心の中心にも、そっと「ないものがある」、静寂が待っています。
あなたがそこに気づくとき、きっと深いくつろぎを感じることでしょう。
▼音声でも話しています|よっしーの香りで世界が優しくなるラジオ



