フェアリーという言葉に込めた想い

 
 
★僕が歩くことすら出来なかった時の話★
 
 ある時期、僕は心身の調子を崩し、寝たきりで歩くことすらできませんでした。
そこから、身体を動かそうとしたとき、自分の意思で動こうとはしたのですが
「あの花は今日咲いているかな?」
「二十四節気の今だから、こんなことを意識しようかな?」
そんな想いを抱くことで散歩できるようになりました。
 身体を動かす力をくれたのは、
「これを食べればこうなると言われるもの食べることでもなければ、
これを香ればこうなるという香りを嗅ぐことでもなく、
一般的に「こうすれば、こうなる」ということではありませんでした。
目に見えるものだけで動いているわけでもないし、全員が同じもので動くわけでもない。
みんなにはわからないけど、『ふとしたもの』や『胸の中に湧き上がるようなもの』そのような、眼には見えないけれど、僕の体を動かしてくれているものがあると感じました。
 そんなものをフェアリーとして表現しようと思いました。
 
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★人為では崩れていく★
 
 アレルギーの研究の中で、自然栽培という植物たちに出会っていました。
自然栽培は、肥料も農薬も全く使わず、土と風と太陽の力、雨の恵みだけで育った作物たちです。
重度の化学物質過敏症の人は、有機の植物でも反応が出るとのこと。
実際調べてみると、亜硝酸窒素という成分が多めに検出されているケースも見つかり、
人為で何かをすることは何かを崩してしまう、ということがわかってきました。
そして、自分も自分で何かをしようと頑張ってしまったために
体や心のバランスを崩したのだなと思えてきたのです。
そんな、自然の中の目には見えない「バランス」を司るもの。
人為の外にある、いのちを与えてくれているもの。
それをフェアリーと呼んでみました。
 
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★外の世界に生かされている自分★
 
僕には、意外と死なないなという経験があります。
パニック障害を患ったときのこと。とにかく怖い。怖くて食べられないのです。そのとき25kg体重が減りました。これでは命に関わると、入院することになりました。入院中はとにかく食べさせられるのです。しかし、それまで食べていたなかった僕の身体は、食べると半日ぐらいのたうちまわるほど苦しくなるのです。
血圧もあがるし、発作もたくさんおきて、繊細な僕としては「脳の血管が切れて死ぬのではないか?」と思うわけです。
でも、なかなか死なない。
太ろうと思ったけど太れないので、死にむかってるような気がするけれど、これは僕の範疇ではないのだな、となぜか思うようになりました。
 
 退院後に、灰色の世界から、明るい世界へ移行した経験があります。特別な、何かがあったわけではありません。
そのころ、朝に家を出て散歩して、喫茶店に行き帰るという生活をしていました。
あるとき、喫茶店で4時間ぼーっとしてたら、急に世界が明るくなって、光って見えてきたのです。
それから不意に泣けたり、いろんな経験をしました。
また、時折、夕日の色が語りかけてきてくれることもありました。
それらは、僕の努力ではなく、ただ、もたらされるものだったです。
 
 また、本当にすごい整体の先生に診ていただいていたのですが、
その先生はバキバキしたり痛いことをするわけではないのです。
どこをどう治しているか、僕には全くわからない所で変えてくれている。
自分の認識の外のものが変えてくれているな、と改めて思ったのです。
 
そんな経験もあり、自分の認識は限界があって、外の世界に生かされているのだなと思いました。
 
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フェアリーフレグランス…メッセージボトル…今のアナタへ。
 
 




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